中央診療部門
リハビリテーション部
基本方針
安全、安心、信頼される質の高いリハビリテーション(以下、リハ)の提供を心がけております。医師、看護師、その他の関連部署と連携協力し、入院患者さんを中心に入院初期から障害の程度や回復の段階に合せた急性期リハを提供します。
運営体制
○人員体制
理学療法士(PT):17名 作業療法士(OT):9名 言語聴覚士(ST):6名
○施設基準
脳血管疾患リハビリテーション Ⅰ
運動器疾患リハビリテーション Ⅰ
廃用症候群リハビリテーション Ⅰ
呼吸器疾患リハビリテーション Ⅰ
がん患者リハビリテーション
心大血管疾患リハビリテーション
○予約受付時間と業務時間
区分 | 予約受付時間 | 業務時間 |
---|---|---|
リハビリテーション | 9:00~16:00 | 8:30~17:15 |
業務概要
対象は整形疾患、循環器疾患、脳神経疾患などの急性期入院患者さんを中心にリハの提供を行なっております。また、外科的手術後や肺炎などにより日常生活に何らかの支障を来した患者さんに対しても必要に応じて対応しております。
訓練はすべて主治医の判断により開始されます。主治医に必要と判断された場合には、すみやかに訓練を開始するよう心掛けております。また、できるだけ連続的なリハが提供できますよう、土曜日および連休時に訓練を行なう場合もございます。
急性期病院という特徴のため、当院から転院される方が多くいらっしゃいます。継続的なリハを円滑にするため、転院先への報告書作成を行なっております。また、自宅退院の方々には自主訓練指導を行ない、日常生活に必要となるアドヴァイスもさせて頂いております。
リハスタッフ間はもちろんですが、医師・看護師・他職種との連携も積極的に行なっており、当院の医療ソーシャルワーカーや院外のケアマネージャーとも必要に応じ、今後についての検討をさせて頂いております。
リハビリテーション室紹介
入り口
当院の正面玄関ホールより、向かって左側に位置するメディカルストリートの最初にリハビリテーション部があります。受付は室内に設置してあるため、そのまま自動ドアの中へお入りください。
リハビリテーション室内
理学療法(PT)と作業療法(OT)の共有スペースとなっております。理学療法(PT)は主に、寝る、起きる、立つなどの基本動作や歩行、移動手段の獲得のために下肢や体幹の機能回復、体力向上などを担当します。
作業療法スペース
作業療法士(OT)は主に手や上肢の機能回復、日常生活動作訓練や高次脳機能訓練を担当します。
言語聴覚室
言語聴覚士(ST)は、主に言語障害や高次脳機能障害、嚥下障害、摂食障害の評価、訓練等を担当します。
リハビリテーション実績統計
リハ介入患者述べ人数
項目 / 年度 | 2021 | 2022 | 2023 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
入院 | 外来 | 入院 | 外来 | 入院 | 外来 | |
PT | 26,429 | 1,617 | 25,503 | 1,972 | 28,405 | 1,845 |
OT | 13,247 | 669 | 13,221 | 1,249 | 17,234 | 1,588 |
ST | 12,654 | 168 | 12,078 | 178 | 13,323 | 78 |
合計 | 52,330 | 2,454 | 50,802 | 3,399 | 58,962 | 3,511 |
発表等
○講演
- 加藤健太郎
- 摂食・嚥下機能に対応した食事提供、他職種による対応について [宮城県仙南保健所仙南栄養士会(大河原)2023.6.13]
- 沼田直宏
- 当院での心臓リハビリテーションの取り組み [第5回みやぎ県南地区ハートケアネットワーク(大河原)2023.6.30]
- 沼田直宏
- 心不全患者に対する運動療法 [心不全地域連携情報交換会(大河原)2024.3.22]
リハビリテーション部 過去の業績
【2022(令和4)年度】
○全国学会発表
- 村上海夕
- 先天性足部変形をもつ脳出血患者の片麻痺に調整した下肢装具の早期使用が有効であった例 [第48回日本脳卒中学会学術集会(横浜)2023.3.17]
○講演
- 加藤健太郎
- 幼児期から高齢期までの摂食・嚥下機能の特性について理解を深めよう [宮城県仙南保健所仙南栄養士会(大河原)2023.3.7]
【2019(令和元)年度】
○全国学会発表
- 渡邉ひかる
- NGチューブ抜去後の孔により一次的に食道入口部を通過した症例 [第25回日本接触嚥下リハビリテーション学会学術大会(新潟)2019.9.6]
- 大石恵生
- 縊頚後に嚥下障害のみが遷延した症例 [第25回日本接触嚥下リハビリテーション学会学術大会(新潟)2019.9.7]
【2018(平成30)年度】
○講演
- 加藤健太郎
- 訪問STの活動について ~みんなができる嚥下ケアのコツ~ [宮城県訪問看護ステーション連絡協議会(岩沼)2018.11.14]
- 大石恵生
- 地域支援拠点病院の今年度活動方針と進捗状況について [平成30年度 仙南圏域 高次脳機能障害者 支援ネットワーク会議(大河原)2018.11.15]
- 渡邉ひかる
- くり返す誤嚥性肺炎 ~救急病院と地域とのつながりを考えよう [平成30年度仙南NSN研修会(大河原)2019.3.1]
【2017(平成29)年度】
○講演
- 成田美保
- 高次脳機能障害とは? [宮城県仙南保健福祉事務所主催 平成29年度高次脳機能障害者家族交流会(大河原)2017.6.9]
- 成田美保
- 高次脳機能障害 地域支援拠点病院の紹介 [宮城県仙南保健福祉事務所主催 平成29年度介護サービス事業所集団指導(大河原)2017.7.24]
- 齋藤直人
- 「趣味再開を目標に!」訪問リハビリテーション介入を通して [宮城県仙南保健福祉事務所主催 自分らしい“生き方、暮らし方”を考えるシンポジウム(蔵王)2017.11.11]
【2016(平成28)年度】
○全国学会発表
- 佐々木智幸、澁谷聡
- rt-PA静注療法の有無は歩行自立度に関わるか-FIM歩行項目を用いた検討-
[第57回日本神経学会学術大会(神戸)2016.5.18-21] - 相澤潔美
- リクライニング位や完全伏臥位が逆効果であった1症例
[第22回日本摂食嚥下リハビリテーション学会学術大会(新潟)2016.9.23-24]
○地方学会・研究会発表
- 佐藤広人
- 脳梗塞により高次脳機能障害を呈し端座位保持困難となった症例~高次脳機能障害がもたらす身体機能への影響について考える~
[第1回脳卒中者の歩行再建を考える会(太白・名取地区)2016.8.27]
【2015(平成27)年度】
○全国学会発表
- 戸枝美保、瀨田拓、猪又由恵、相澤潔美
- 気管内挿管後に嚥下障害が遷延化した2症例
[第21回日本摂食嚥下リハビリテーション学会(京都)2015.9.11-12]
○講演
- 阿部明子
- 肩こり、腰痛体操
[健康ふくし祭inむらた(村田)2015.11.15] - 相澤潔美
- 食事介助の基本と観察のポイントについて
[地域リハビリテーション推進強化事業「障害者支援施設研修会」(大河原)2015.9.18]
○座長
- 相澤潔美
- 摂食・嚥下障害:症例7
[第16回日本言語聴覚士学会(仙台)2015.6.23-24]
【2014(平成26)年度】
○学会発表
- 横澤真姫子、森喜久子、畠山香、菊地久美子、志子田由佳、澤村武、笹井収、 熊坂勇宏、佐藤聡子、木村いずみ
- 弾性ストッキング装着による皮膚トラブルについて
[第16回日本褥瘡学会(名古屋)2014.8.29-30] - 太田裕人、澁谷聡、佐々木智幸
- 運動失調と複視を呈した運動学習困難者に対する治療検討
~眼帯の使用による視覚的フィードバックを利用して~
[第19回宮城県理学療法学術大会(仙台)2015.2.8]
○講演
- 阿部明子
- ストレッチ体操の実践
[村田町福祉まつり(村田)2014.10.26] - 菅原由恵
- 先輩リハ職の実践 ~地域で活躍するために~
[平成26年度地域リハビリテーション専門職定着支援研修会(名取)2014.11.16] - 相澤潔美、瀨田拓
- 在宅要介護高齢者の誤嚥性肺炎のリスクを発見する
[平成26年度地域リハビリテーション従事者研修会(柴田)2014.12.18]
【2013(平成25)年度】
○論文
- 工藤正子、菅野重範、染谷浩美、大部修治、大友一樹、戸枝美保、菅原由恵、及川崇紀、仲丸友望
- 再発性多発軟骨炎により脳梁損傷の一例 ~右手が動くと、左手も動く~
[臨床神経心理. 2013.2.2;24:55-60]
○学会・研究会発表
- 木村いずみ、横澤真姫子、今野武、澤村武、山家美恵、鈴木智佳子
- 褥瘡を繰り返す脊髄損傷者に体圧測定を行い、減圧・除圧が再発予防につながった一症例
[2013日本褥瘡学会(神戸)2013.7.19-20] - 大部修治、鈴木郁絵、戸枝美保、瀨田拓、阿部明子、菅野雄、菅原由恵
- 脳梗塞後重度障害を残し寝たきり状態となった患者の自宅退院について
[病院退院患者の生活機能向上に関わる事例検討会(大河原)2013.7.20] - 相澤潔美、瀨田拓、永井弥志男、戸枝美保、菅原由恵
- 「胃瘻情報ファイル」の活用により在宅胃瘻患者の食事再開につなげる事ができた一例
[第19回日本/摂食嚥下リハビリテーション学会・学術大会(岡山)2013.9.23]