当院の概要・特長
病院概要
病院概要
名称 | みやぎ県南中核病院 |
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開設者 | みやぎ県南中核病院企業団 企業長 下瀬川 徹 |
病院管理者 | 病院長 伊勢福 修司 |
病院管理職 | 統括副院長 佐藤 晃彦 副院長 上野 達也 副院長 清治 和将 事務部長 押野 博文 看護管理者兼看護部長 大桐 規子 |
所在地 | 〒989-1253 宮城県柴田郡大河原町字西38-1(交通案内) 電話:0224-51-5500(代表) FAX:0224-51-5515 |
診療体制
対象診療圏 | 仙南医療圏、名取市、岩沼市、亘理町、山元町 |
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診療対象 | 急性期医療(短期治療型) |
診療科目 | 32科 内科・総合診療科、精神科、循環器内科、消化器内科、呼吸器内科、腫瘍内科、緩和ケア内科、糖尿病・内分泌内科、腎臓・膠原病内科、血液内科、脳神経内科、小児科、外科、消化器外科、呼吸器外科、乳腺外科、血管外科、整形外科、形成外科、脳神経外科、産婦人科、皮膚科、眼科、泌尿器科、耳鼻咽喉科、放射線診断科、放射線治療科、病理診断科、救急科、麻酔科、リハビリテーション科、歯科口腔外科 |
許可病床数 | 一般310床(7看護単位) |
看護体制 | 一般病棟 7:1看護 |
外来診療日 | 月曜日~金曜日(祝日、年末年始は除く) |
施設概要
建物構造 | 鉄筋鉄骨コンクリート造 地上5階建 (診療棟:1階~2階 一般病棟:3階~5階) |
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敷地面積 | 50,912.00平方メートル |
延床面積 | 24,345.00平方メートル |
主な高度医療機器
- 超電導式磁気共鳴画像診断装置
- (1.5T(テスラ)1台、高磁場3.0T 1台)
- 全身用X線CT装置
- (高分解能・低被ばく320ch高性能マルチスライスCT)
- 全身用X線CT装置
- (低被ばく・高画質80chマルチスライスCT)
- 心血管用血管撮影装置
- (心臓用・バイブレーン)
- 汎用血管撮影装置
- (腹部・頭部・一般用・シングルブレーン)
- 遠隔式X線透視撮影装置
- (多目的用)
- 乳房用X線診断装置
- (デジタルマンモグラフィー)
- シンチレーションカメラ
- (ガンマカメラ)
- 結石破砕装置
- (泌尿器系X線透視撮影兼用)
- 放射線治療システム
- (IMRT対応)
- CRシステム
- 画像ファイリングシステム
- 患者監視システム
- (有線式 ICU、CCU、HCU室)
- 脳神経外科手術内視鏡システム
- 脳神経外科用手術顕微鏡システム
- 腹腔鏡下手術システム
- カプセル内視鏡システム
- 電子内視鏡
- (上部、下部消化管用システム)
- 内視鏡・超音波画像ファイリングシステム
- 超音波画像診断装置
- (生理検査室用 10台)
- 自動注射薬払出装置
- 医療情報システム
- (電子カルテ)
- ホルターネットワークシステム
- (インターネットを利用したホルター解析)
当院の特徴
研修の特長
当院は、宮城県南部の二次医療を担うべく、平成14年8月に1市3町(角田市、大河原町、柴田町、村田町)が運営する自治体病院として新規に開院いたしました。
開院当初はわずか21名だった医師も、現在は初期・後期研修医と合わせて80名ほどに増え、各診療科で専門的な医療を行っております。心臓大血管を除く救急疾患には、救急科の医師と初期研修医が中心となって、常時対応しており、年間3,800台程度の救急車を受け入れています。平成26年7月には、地域救命救急センターとして指定され、脳神経疾患・呼吸循環器疾患・消化器泌尿器疾患・小児産婦人科疾患・整形外科疾患・外傷など、ほとんどの領域の急性疾患を受け入れ治療しています。一方、がん治療に関しては、平成25年8月腫瘍センター開設に伴い県南で唯一の放射線治療装置が稼働を開始し、これまでは仙台方面まで通院していた方々が地元で放射線治療を受ける事ができるようになりました。また、平成27年5月には緩和ケア病棟が開棟し、がん末期の方々が安心して終末期医療を受けることができる環境が整いました。平成28年4月には、地域がん診療連携拠点病院として認定され、各種がん疾患に対する手術治療・化学療法・放射線療法をより専門的・集学的に行なっています。
当院ではこのように病期的には急性期から終末期まで、病態的には良性疾患から悪性疾患まで、年代的には新生児から高齢者まで、さまざまなレベルの受診者を対象にしながら効率的に研修を進めていくことができます。当院の初期研修の特長は、各診療科に複数の指導医がおり、指導医の専門性が高く・厚くしかも丁寧に指導すること、メデイカルスタッフ全体が研修医教育に取り組んでいる結果、対応が親切で細やかなこと、さらに年に4回開催される研修医報告会などでの討論が活発で誰もが忌憚なく発言できることなどが挙げられます。初期研修終了後は、例年2~3名が当院に残って各診療分野の専門医を目指して後期研修に移行するほか、当院を離れた研修医は、東北大学病院をはじめ、東日本各地の医療施設や研究所に勤務し医療や研究の各方面で活躍しています。
医学生の皆さんには、ぜひ一度当院に見学にきていただき、病院全体で研修医を育てている当院の姿勢を自分の目で確かめてもらいたいと思います。
医療設備の特徴
全身用X線CT装置(マルチスライスCT 64列)
当院ではGE Healthcare社のDiscoveryCT750HDを導入しています。最大の特徴はX線検出器に、宝石のガーネットを使用した新素材を採用し、面検出器方式を凌駕する、500スライス相当の4D画像(リアルタイム3次元画像)の撮影が行なえます。
超電導式磁気共鳴画像診断装置(3.0T)
放射線治療装置(Cinac iX)
Cinac iX(クリナック アイエックス)は、世界で4,000台以上の納入実績を持つ高い性能と信頼性を提供する装置です。IGRT(画像誘導放射線治療)およびSRT(定位放射線治療)、IMRT(強度変調放射線治療)、VMAT(回転強度変調放射線治療)に対応可能であり高精度な治療を提供できるシステム構成となっています。
看護職の特長
看護職をサポートする体制として「ベッドセンター」「SPD」「MEセンター」「病棟薬剤師体制」が充実しています。そのため、看護職は本来の看護業務に専念できるようになっています。
ベッドセンター
看護職でなくてもよい業務の1つとして、離床できる患者さんのシーツ交換や、退院後使用したベッドを回収し、センターでベッドメイキングされた清潔なベッドと交換するシステムがあります。
SPD
各部署で使用する注射器や手袋等の診療材料を定数化して、使った分だけ補充するシステムです。また、各部署を定期的にラウンドし注射薬や書類・採血などの検体を指定部署へ搬送するメッセンジャー業務をしています。
MEセンター
輸液ポンプや人工呼吸器などの医療機器を中央管理して、臨床工学士がメンテナンスや必要数の払い出しなどを行っています。また、人工透析中や循環補助装置装着中は機器の動作確認や管理を担当し、いつでも非常事態に対応しています。
病棟薬剤師
薬剤師が病棟に常駐し服薬指導、内服薬の配薬などを行っています。また、患者さんの持参薬の薬効を調べ当院の採用の有無を確認したり、注射薬の調剤に関する注意点などのコンサルテーションを行っています。