診療科・部門紹介

診療科・部門紹介

トップ > 診療科・部門紹介 > 診療科 救急科

診療科

救急科

診療の概要

主に救急車から依頼のあった、担当科が不明な救急患者さんの初期対応を行っています。

診療の特徴

平日の日中は救急車からの診療依頼に対応しています。初期治療と同時に診断を行い、診断が確定したら各担当科に診療を引き継ぎます。他医療施設から各科への診療依頼にも協力しています。救急搬送された患者さんを含めた時間外の診療には他科の日当直医とともに携わっています。

当院は災害拠点病院に指定されており、災害派遣医療チーム(DMAT)を組織しています。災害や大事故などの際には、地域の中心となって活動いたします。

診療実績統計

項目 / 年度 2018 2019 2020 2021 2022
救急外来受診者総数 17,422 16,504 12,185 13,369 13,532
入院者総数(入院率) 2,885(16.5%) 3,016(17.3%) 2,806(23.0%) 2,850(21.3%) 2,910(21.5%)
救急車(ヘリ)搬送者数 3,621 3,613 3,932 4,318 4,406
うち入院者数(入院率) 1,826(50.4%) 1,913(52.9%) 1,929(49.0%) 2,021(46.8%) 2,135(48.5%)

ドクター紹介

医師名 認定医/専門医等
救急科主任部長
野村 亮介
日本救急医学会認定救急科専門医・指導医
日本外科学会認定登録医
麻酔科標榜許可
日本高気圧環境・潜水医学会認定高気圧酸素治療専門医
東北大学医学部臨床准教授(救急科)
救急科部長
小林 正和
日本救急医学会認定救急科専門医
ICLS指導者養成ワークショップディレクター
PEMECマスターインストラクター
AHA-ACLSコースディレクター
AHA-BLSリードインストラクター
救急科部長
眞田 千穂
日本救急医学会認定救急科専門医
麻酔科標榜許可
救急科部長
遠山 昌平
日本救急医学会認定救急科専門医

発表等

◯論文

井田侑志、谷河篤、木村芳孝、齋藤淳一、島田勝子、野村亮介
分娩の取り扱いがなくなった地域中核病院で経験した未受診妊婦の飛び込み分娩への対応 [日本救急医学会雑誌.2022;Vol.33(8):pp.161-165]
野村亮介
【先端ITがもたらす救急医療現場の進展】
現場に資する救急ITの要諦;救急隊病院間情報連携システムがもたらす具体的効果と今後の発展性 [新医療.2022;Vol.49(8):pp.30-33]

◯地方学会・研究会

野村亮介、松村隆志、遠山昌平、平間徹、鎌田浩司
モバイルアプリケーションを用いた傷病者情報の消防病院間連携 [第36回東北救急医学会学術集会(福島)2022.7.16]

過去の業績

【2021(令和3)年度】

○地方学会・研究会発表

黒川善明、関根優哉、遠山昌平、松村隆志、野村亮介
ショックの原因としてシアナミド-エタノール反応が疑われた1例 [宮城県救急医療研究会第22回学術集会(Web開催)2021.9.25]

○講演

野村亮介
NSER mobile(救急隊アプリ)を用いたプレホスピタルからインホスピタルへの医療情報の事前共有がもたらす効果 [第49回日本救急医学会総会・学術集会(東京)2021.11.22]

【2020(令和2)年度】

○論文

Tanikawa A, Shimizu K, Furuta R
Hemorrhagic shock necessitating resuscitation and damage control surgery after needle biopsy: A report of two cases.
[Trauma Case Reports. 2021; Vol.31: pp.100389.doi:10.1016/j.tcr.2020.100389]

○全国学会発表

石川ちさと、茂泉善政、平賀雅樹、谷河篤
デブリーフィングがもたらすチームダイナミクスの効果 急性心筋梗塞から心破裂をきたし蘇生した症例 [第48回日本救急医学会総会・学術集会(岐阜)2020.11.18-20]
藤田基生、谷河篤、工藤大介、久志本成樹
Hybrid ERにおける外傷診療イノベーション HERSにおける安全な “Tunnel” を考える [第48回日本救急医学会総会・学術集会(岐阜)2020.11.18-20]

○講演

谷河篤
広範囲腸管切除を要した出血性ショックを伴う体幹外傷の一例
[第4回Acute Care Surgery フォーラム(Web開催)2021.1.16]
谷河 篤
外傷死ゼロへの挑戦
[第4回みやぎ若手救急医会(Web開催)2021.1.23]

【2019(令和元)年度】

○論文

Ishiuchi T, Ohishi H, Sato T, Kamimura S, Yorino M, Abe S, Suzuki A, Wakayama T, Suyama M, Sasaki H
Zfp281 shapes the transcriptome of trophoblast stem cells and is essential for placental development.
[Cell Rep. 2019; Vol.27(6): pp.1742-1754.e6. doi: 10.1016/j.celrep.2019.04.028]
Mitsui K, Ikedo T, Kamio Y, Furukawa H, Lawton MT, Hashimoto T
TLR4 (Toll-Like Receptor 4) mediates the development of intracranial aneurysm rupture.
[Hypertention. 2020; Vol.75(2): pp.468-476. doi: 10.1161/HYPERTENSIONAHA.118.12595]

○全国学会発表

横川裕大、前澤翔太、松村隆志、山内聡、久志本成樹
インフルエンザを契機に発症した重症筋無力症クリーゼの1例
[第22回日本臨床救急医学会総会・学術集会(和歌山)2019.5.31-6.2]
久岡巧麻、古川宗、山本圭佑、佐藤哲哉、川上一岳
侵襲性肺炎球菌感染症を契機に多発性骨髄腫を診断しえた1例
[日本集中治療医学会第3回東北支部学術総会(秋田)2019.7.6]
斉藤有佳、椙澤貴志、古川宗、近藤敬一
糖尿病性ケトアシドーシスにより甲状腺クリーゼ様の症状を呈したバセドウ病の1例
[日本集中治療医学会第3回東北支部学術総会(秋田)2019.7.6]
舟嶋啓佑、佐藤哲哉、横川裕大、野村亮介、古川宗、沼野佑樹、工藤貴之、新川秀一
劇症型Ludwig’s Anginaの1例
[第47回日本救急医学会総会・学術集会(東京)2019.10.2-4]
佐藤哲哉、岡田信司、阿部則子、佐藤亜沙美
地方中核病院における黄色ブドウ球菌菌血症に対するAmtimicrobialStewardship Team介入の効果:後向き観察研究
[第35回日本環境感染学会総会・学術集会(横浜)2020.2.14-15]
佐藤哲哉、川副友、久志本成樹、宮本恭兵、太田好紀、森本剛、山村仁
人工呼吸管理を要した敗血症患者におけるDexemedetomidineの効果に与える年齢の影響DESIRE Trialサブ解析
[第47回日本集中治療医学会学術集会(名古屋)2020.3.6-8]

○講演

横川裕大
急性腎不全を伴う敗血症性患者に対するリコモジュリンの有効性の検討:DPCデータ解析
[第1回みやぎ若手救急医会(仙台)2020.5.28]
佐藤哲哉
活動記録システムを用いたシミュレーショントレーニング
[第28回全国救急隊員シンポジウム (仙台)2020.1.30-31]

○座長

古川宗
宮城県救急医療研究会 第21回学術集会 一般演題II「症例報告」
[(石巻)2019.9.28]
古川宗
第28回全国救急隊員シンポジウム 一般発表17 調査・研究
[(仙台)2020.1.31]

【2018(平成30)年度】

○論文共著

Tetsuya Sato
Mortality Effects of Prolonged Hemoperfusion Therapy Using a Polymyxin B-Immobilized Fiber Column for Patients with Septic Shock: A Sub-Analysis of the DESIRE Trial
[Blood Purification, 2018;46:309–314]

○著書

佐藤哲哉、他
救急・集中治療 徹底ガイドDICのすべて2019~20,(外傷,p251~260),総合医学社,2018年

○全国学会発表

佐藤哲哉、岡田信司、阿部則子、佐藤亜沙美
地方中核病院におけるExtended-spectrum β-lactamase(ESBL)産生菌菌血症の疫学とempiric therapy
[第34回日本環境感染学会総会・学術集会(神戸)2019.2.22-23]
佐藤哲哉、他
人工呼吸管理を要した敗血症患者におけるDexmedetomidineの効果に与える年齢の影響~A Sub-Analysis of DESIRE Trial~
[第46回日本集中治療医学会学術集会(京都)2019.3.1-3]

○地方学会・研究会発表

古川宗、吉田良太朗、三瓶想、川上一岳
当院における偶発性低体温症患者の転帰と患者因子について
[第32回東北救急医学会学術集会(山形)2018.6.16]
古川宗
医療機関の事業継続計画(BCP)-災害への新たな備え−
[平成30年度救急医療確保対策事業 柴田郡医師会講演会(大河原)2019.2.25]

【2017(平成29)年度】

○国際学会発表

Daisuke Kudo, Hajime Furukawa, Satoru Eguchi, Tomoki Hashimoto
Inhibition of endoplasmic reticulum stress prevents intracranial aneurysmal rupture in a mouse model. [AHA Hypertension 2017(San Francisco)2017.9.14-17]
Hajime Furukawa
Preparedness for future disasters in an earthquake nation. [The 11th International Hokkaido Trauma Conference(北海道留寿都村)2018.1.14-18]

○全国学会発表

赤田昌紀
過疎地域中核病院での中毒患者の現状 [第20回日本臨床救急医学会総会・学術集会(東京)2017.5.26-28]
佐々木亜美、古川宗、三瓶想、川上一岳
当院における敗血症患者の転帰についての検討 [第45回日本集中治療医学会(千葉)2018.2.21-23]

○地方学会・研究会発表

斉藤有佳、古川宗、赤田昌紀、浅沼敬一郎、大邊寛幸、川上一岳
頭部外傷をともなった心原性心肺停止患者の一症例 [第31回東北救急医学会総会・学術集会(秋田)2017.6.24]

【2016(平成28)年度】

○全国学会発表

赤田昌紀、大邊寛幸、浅沼敬一郎、上野達也、古川宗、髙橋道長、川上一岳
重篤な敗血症、臓器障害を来した大腸全摘後患者における多発外傷の1例 [第8回日本Acute Care Surgery学会学術集会(大阪)2016.9.23-24]
赤田昌紀
食道潰瘍による大量出血,薬剤性膵炎,急性腎不全を併発した急性カフェイン中毒の1例 [第44回日本救急医学会総会・学術集会(東京)2016.11.17-19]
竹内洋平、大邉寛幸、浅沼敬一郎、赤田昌紀、古川宗、川上一岳
急速な転機をとったImmunocompetent hostのアスペルギルス気管気管支炎の1剖検例 [第44回日本集中治療医学会学術集会(札幌)2017.3.9-11]

○講演

古川宗
ACLS [ATOM東北大学コース(仙台)2016.10.8]
赤田昌紀
当院におけるAcute Care Surgery症例の検討 [みやぎAcute Care Surgeryフォーラム(仙台)2016.10.22]

○地方学会・研究会発表

山本修三
救急医療への取り組みと研修医教育について [シンポジウム「自施設で救急医療の質を高めるための取り組みと研修医教育について」
第17回宮城県救急医療研究会学術集会(多賀城)2015.10.11]

【2015(平成27)年度】

○全国学会発表

入間田大介ほか
当院救急外来でのオタワ基準の検討  [第29回東北救急医学会総会・学術集会(福島)2015.5.30]
赤田昌紀ほか
大腸穿孔による急性汎発性腹膜炎の検討 [第70回日本消化器外科学会総会(浜松)2015.7.15-17]
赤田昌紀ほか
地方病院でのAcute Care Surgery─後方病院との連携によるこれまでとこれから─ [第7回日本Acute Care Surgery学会学術集会(福岡)2015.10.3-4]
川上一岳
自衛隊とDMATとの共同訓練に関する考察─みちのくALERT2014を経験して [第21回日本集団災害医学会総会・学術集会(山形)2016.2.27-29]

【2014(平成26)年度】

○学会発表・研究会発表

川上一岳
救急医療現場の立場から:「医療福祉相談室による退院調整を要した症例」 [シンポジウム「宮城県の高齢者救急をどうするか?」
第16回宮城県救急医療研究会学術集会(仙台)2014.9.28]

【2013(平成26)年度】

○学会・研究会発表

林昌伸、川上一岳
当院における頻回救急車利用者について [第15回宮城県救急医療研究会学術集会(大崎)2013.9.29]
小笠原晶子、山本修三、川上一岳ほか
当院における院内トリアージシステムの現状と今後の課題 [第15回宮城県救急医療研究会学術集会(大崎)2013.9.29]
川上一岳
シンポジウム「今抱えている県内救急医療体制の課題」座長 [第15回宮城県救急医療研究会学術集会(大崎)2013.9.29]