初期臨床研修医採用
指導医からのメッセージ
研修管理委員長 佐藤晃彦
当院は蔵王連峰の麓、清流白石川が流れ、名所「一目千本桜」を擁する風光明媚な地にあり、文字通り、宮城県南部地域(仙南医療圏)の中核病院としての役割を担っています。地域医療機関と連携し、救急医療や高度専門医療、地域包括医療から終末期医療まで幅広く対応しています。
また、臨床研修指導施設として、人材育成にはとくに力を注いでおります。基本的診療の実践に必要な知識や技能、経験、判断力を身につけることができるように指導いたします。加えて、皆さんが医師としての人格やプロフェッショナリズム、リサーチマインドの素養を修得できるように、そして社会の一員として成長し貢献できるように、病院内の全スタッフが支援します。
研修医の成長は私達全員の喜びです。指導医を含めスタッフと研修医の距離が近く、風通しのいい、明るい雰囲気の中で研修できる病院です。皆さん、是非、当院での臨床研修をお考えください。心より歓迎いたします。
初期研修プログラムの特徴:
(1) 同規模の他の病院に比べて各科専門医・指導医が多く、研修医は少ない
(2) 内科系研修をとくに重視したプログラム(32週以上)
(3) 2年目には自由度の高い研修選択が可能
(4) 地域医療研修と一般外来の並行研修が可能
(5) 充実したカンファランスと学術活動の推奨
- 当院の本年度募集人数は9名です。少ないと感じられるかもしれませんが、それは充実した研修のため最適と考える人数です。各科専門医のしっかりした指導の下で多くの臨床経験ができます。研修医に与えられる裁量権も大きく、自ら主体的に考え行動できます。
- 1年目から2年目の6月までに内科系4科(循環器内科、消化器内科、呼吸器内科、脳神経内科)、外科、救急科、小児科/産婦人科(順不同)を研修します。国が求める内科研修は24週ですが、当院では各科8週以上、計32週以上を必修としています。将来どの科を専攻することになっても、すべての臨床医に共通して求められる幅広い能力を習得してもらうためです。
- 2年目の7月以降は精神科、地域医療(一般外来)を4週間ずつ研修します。また、約6か月間の自由選択期間には、皆さんの多様な希望に対応できるプログラムを組んでいます。1年目に研修していない科を選択することも可能ですし(整形外科や耳鼻咽喉科、皮膚科、麻酔科など、当院のすべての診療科から自由に選択できます)、すでに研修した診療科で再度研修を行いレベルアップを図ることもできます。自由選択期間中は、複数科(1科あたり8週間以上、最大3科まで)で研修するパターンや一つの科で長く研修するパターンなど、さまざまな研修スタイルを設定できます。また、当院にない専門性の高い診療科(心臓血管外科や小児外科など)の研修を希望される方には、連携医療機関で最大8週間までの院外研修が可能です。なお、自由選択期間のプログラム決定は2年目の4月ですので、実際に研修を始めてから十分に考えて決めることができます。
- 当院関連病院での地域研修では、同時に総合的な一般外来や在宅医療の研修を行うことができます。
- リサーチマインドを涵養することも研修目標のひとつです。研鑽に役立つ各種カンファレンスや講義を数多く提供しています。昨年度の当院初期研修医の主な学術活動は、全国学会発表7(うち優秀賞受賞2)、学会地方会・研究会発表16(うち優秀賞受賞3)、論文投稿3(うち英文1)でした。